大阪市水道工事で不正問題発覚!改良土と再生砕石の違いや金額の差額はどうなる?

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こんにちは、もっちです。

 

よく街中で道路の工事をしているのを見ますよね。

 

一体何の工事をしているのだろうと思ったりしていたのですが、老朽化した水道管を新しい水道管に変えてこれからもみんなが長く安全に水道を使えるように取り換える工事などを行っていました。

 

そんな工事において大阪市の水道工事において問題が発覚、大阪市が指示する資材とは違った資材を使って工事を行っており、指示された資材を使っていると虚偽の報告を行っていたのです。

 

大阪市の水道工事の流れや改良土と再生再生の違いや金額の差額はどうなるのかについてお話ししていきます。

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大阪市水道工事の流れとは?

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それではまず、大阪市から業者への水道工事への流れはどんな流れになるのかをみていきます。

大阪市

業者に発注

元請け業者→下請け業者

改良土使用を装って伝票偽造、実際は安価な再生砕石を利用

大阪市に元請け業者が高価な改良土を埋め戻したと虚偽報告

 

という流れとなります。

 

安価な再生砕石を使った業者が勝手に違う材料を使ったのか、元請け業者からの指示なのかどちらなのかはまだ分かりませんが、1つの会社だけではなくて、調べていくと約400社の会社が大阪市からの指示の改良土を使用せずに安価な再生砕石を使用していたということですので、改良土を使わずに、再生砕石を使って工事を行い、改良土を使ったと虚偽報告をするということが建築業界の中で一般的になっていたのでしょうね。

 

なぜ、大阪市からの指示の改良土を使わずに再生砕石を使用していたのか?

ではどうして、大阪市から指示の改良土を使っていなかったのでしょうか。

 

大阪市の水道工事を獲得するために、入札が行われる場合、市の工事内容に合わせて見積もりを元請け業者が大阪市に提出し、金額によって、水道工事を獲得できます。

 

高価な改良土での見積もりを提出しておいて、安価な再生砕石を使わないと実際の工事にかかる予算と採算が合わなかったのかもしれません。

 

そして土の中に埋めてしまうものですので、埋めてしまえば分からないと考えたのかもしれませんし、再生砕石で安全性は十分大丈夫だと考えたのかもしれません。

 

改良土と再生砕石の違いは?

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大阪市が明記していた改良土とは?

建設工事で出た土に、石灰を混ぜて水分を除去し、有害物質が含まれていないかを確認した再生資材のことです。

 

掘削した土の状態を調べた上で、安全性が高い改良土を使うという決まりでした。大阪市は、市民の安全のために安全性の高い資材を使うように指示をしてくれていたのですね。

 

業者が不正に使っていた再生砕石とは?

再生砕石は建築物を解体する時に出てくる不要になったコンクリートやアスファルトなどをなどを砕いて再利用する砕石のことです。

 

再生砕石は、改良土に比べて、強度的には弱く、路盤材として、駐車場や道路などに使用することが多いそうです。

 

改良土と再生砕石の金額の差額はどうなるの?返還するの?

高価な改良土と安価な再生砕石の差額の金額は一体どうなるのかが気になったのですが、現時点では、改良土と砕石の差額が算出しにくいということで、業者への損害賠償請求は見送るということです。

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大阪市水道工事で不正問題発覚!改良土と再生砕石の違いや金額の差額はどうなる?のまとめ

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公共工事で道路を掘削した後に、安全性の高い改良土で埋め戻したと伝票上で偽り、実際には、安価な砕石を埋め戻すといった不正が今回発覚し、大阪市が調査をすると2012年度以降に完成した約1100件の工事の調査で全体の95%以上で不正が確認されています。

 

なんと30件ほどしか改良土を使っていなかったそうです。ほとんどの工事が不正な工事ということです。ありえませんよね。

 

不正工事の処分は、工事に関わった約400社を一斉に3か月間の指名停止処分にするとのことです。

 

この約400社の会社は市の工事に参加する業者の大半の業者にあたります。

 

入札工事をメインにしている工事会社からすると3か月間工事の仕事獲得へ参加できないとなると痛手ですね。元請け会社もですし、下請け会社も業績が悪化してしまいますよね。

 

全国的にみても大阪市内の水道管の老朽化率は高いので、水道管の工事は必要不可欠な工事なのですが、400社が3か月間、指名停止で工事することができませんので水道管の工事は進みませんので大阪市としても痛手となりますよね。

 

ですが今回、不正が発覚したので、3か月経って指名停止が終わった後はきちんと改良土を使った工事がなされると思いますのでこれからの工事に関しては安心ではないかと思います。

 

調査時に施工が始まっていた工事の270件についてはほとんどが改良土を使用されていたとの事で、問題発覚後に改良土に切り替えたのではとされています。

 

もしも今回の問題が発覚していなかったら、今まで通りに安価な再生砕石を使っていたのかもしれませんね。

 

再生砕石は、駐車場や道路などに使用することが多いそうなので、業者は道路に使用していたのかもしれませんが、大阪市から指定されていた材料を使用せずに虚偽の報告をしていて良いことはありませんよね。

 

大阪市の工事ですので、国民の税金から工事費用は出されていますので、たとえ、安全性などで再生砕石を使用して大丈夫だったとしても、指示通りの材料を使って工事をすべきではないかと思います。

 

虚偽の報告をするということ自体がいけませんよね。

 

そして大阪市の職員が不正に関する情報を放置していたということも明らかになってきていますので、これからどんどん調べていって
公になってくるのではないかと思います。

 

安全性の問題で、まだ再生砕石を使ったことで道路陥没などの実害がでてはいないとのことですので、実害がでないことを願います。

 

最後までお読み頂き有難うございました。

 

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