ドミナント戦略とは?メリットやデメリット、セブンイレブンの閉店までの経緯や本部の戦略とは?

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こんにちは、もっちです

 

セブンイレブンの元オーナーの妻の方が、閉店はセブンイレブン本部の戦略のせいだと主張されました。

 

その閉店に追いやられてしまったと主張するセブンイレブン東日本橋1丁目店の閉店までの経緯やセブンイレブン本部の戦略であると言われたドミナント戦略についてお話ししていきたいと思います。

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セブンイレブンの閉店までの経緯は?

それでは、セブンイレブン元オーナーの経営していたセブンイレブン東日本橋1丁目店の閉店までの経緯について見ていきたいと思います。

 

2010年にフランチャイズ契約の上、セブンイレブン東日本橋1丁目店をオープン。

 

オープン後には、徐々に売り上げを伸ばしていて、近隣にあったファミリーマートやローソンが撤退していき、1日の売り上げが100万円前後あったそうです。

 

これは、セブンイレブンのネームバリューや立地条件がとても良かったためではないかと思います。近隣のファミリーマ―トやローソンも撤退されていて、
ビジネスの世界は、本当に厳しい世界だなと感じます。

 

そして、セブンイレブン元オーナーはご自宅も3400万円の住宅ローンを組んで購入されています。

 

そのあと、2014年に大通りの反対側(ローソンが撤退した跡)に別のセブンイレブンがオープンしました。

 

たしかにお客さんからすると、同じセブンイレブンの看板があるとすれば、自分の進んでいる通り沿いにあるセブンイレブンに入る方が簡単で良いですよね。

 

そのことから、1日の売上が100万円から50万円に落ち込んでしまい、経営が悪化してしまったそうです。

 

そして、先月2019年3月31日にセブンイレブンを閉店してしまったそうです。

 

その原因として、セブンイレブンの元オーナーの妻である、斎藤政代さんが、お店が経営悪化したのは、セブンイレブンの本部の戦略であるドミナント戦略のせいだと主張されているのです。

セブンイレブンの使っているドミナント戦略とは?メリットやデメリットは?

ドミナント戦略とは?

それではドミナント戦略について見ていきたいと思います。

 

ドミナント戦略とは高密度多店舗出店とも言われいて、一定の地域に同じチェン店を複数店舗、集中して出店する戦略です。

 

このセブンイレブンの場合、実際に、半径200mの中に、6店舗のコンビニがあり、その中の4店舗がセブンイレブンだったのです。

 

ドミナント戦略という手法は、コンビニに限られておらず、コーヒーショップや居酒屋などでも使われている手法で、その地域を独占するという手法で、そのマークを見て、お客さんが入っていくという戦略、知名度なども上がり、広告にもなるということで、店舗の運営で一般的に使われている戦略です。

 

セブンイレブンが回答したドミナント戦略のメリットは?

・差別化された商品開発が可能になる

・物流効率の向上・システム効率の向上・認知度、広告販促効率の向上

・競合参入の抑止効果

・経営相談サービスの質の向上

などドミナント戦略のメリットを回答されています。

 

本部の人が、様子を見にまわるときでも、近くにお店があるので、まわりやすく無駄も省けるといったメリットなどもあります。

 

ですのでお店が集まれば集まるほど、効率的になるというのが本部のメリットなのです。

 

ドミナント戦略のデメリットは?

・同じ顧客を奪い合う可能性がある

・従業員を奪い合う可能性がある

といったデメリットが考えられるそうです。

 

たしかに、今回閉店したセブンイレブンは、向かい側の車線側にセブンイレブンができたせいで、売上が今までは100万円あったものが、半分の50万円ほどになってしまいました。

 

セブンイレブン目当てのお客さまの半分が向かい側のセブンイレブンに行ってしまったと考えますよね。

 

ですので、このドミナント戦略は、戦略として、本部側としては利益につながるのでしょうが、加盟店の利益にはつながりにくい戦略になってしまうのです。

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ドミナント戦略とは?メリットやデメリット、セブンイレブンの閉店までの経緯や本部の戦略とは?のまとめ

コンビニではお弁当は、店舗での買取になっているそうです。ですので、余ってしまうと破棄してしまうしかありませんのでお金が無駄になってしまいます。ですので仕入れるお弁当の量や品ぞろえも店舗によって違ってきてしまいますよね。

 

そうすると同じセブンイレブンでも、お客さまは、一度お店に行って、品ぞろえの良いお店ばかりだったら次からはそのお店にばかり行くようになってしまいます。ですので、競合店が近くにいる場合、多くの品ぞろえができるお店の方が優位になっていって、どんどん儲かっていきます。

 

逆に、資金力がなく、品をたくさん揃えれないお店は繁盛できずに、競合店に負けていってしまい、収益も上げることができず、品をたくさん仕入れることもできなくなっていき、悪循環が続き、経営悪化していくのです。

 

セブンイレブンのフランチャイズとしてお店をしていますので、どうしようもないのですが、経営は厳しいですよね。

 

経営の上でのドミナント戦略、デメリットもデメリットも受け入れた上で、会社の看板をかりるフランチャイズの経営ですので、本当に難しい問題ですよね。

 

セブンイレブンの回答のドミナントは加盟店・本部双方にメリットがあると考えています。ただし、フランチャイズビジネスゆえに、平均ではなく、15年以上長期で商売をされる加盟店の1店1店が大事だと考えます。

 

セブンイレブン側としては、出店する以前から丁寧に繰り返し説明し、オーナー様の意見を確認しています。オーナー様のご意見も重要な出店判断の要素であり、出店しなかったケースもありますとのことです。

 

セブンイレブン側も説明などもキチンとして進めているそうなのですが、実際に事態が起こってみないと想像できないこともありますよね。

 

企業の経営の戦略として、ドミナント戦略がとられているとしてもお店側が経営を続けることが困難になってしまう経営戦略というのはどうなんだろうと考えてしまいます。

 

本部側も経営側も双方がwinwinになる経営ができればいいなとは思ってしまいますよね。

 

最後までお読み頂き有難うございました。

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